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建機・産機事業

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運転者目線でお客様の求めるデザイン・仕様・目標コストと
生産性の両立を追求するのが、建機キャビン設計の面白さ。

生産工学部機械工学科卒

2012年入社

自分のアイデアや工夫を製品に活かす

設計一課のお客様は、東日本の建設機械メーカーです。いま、私は建機のキャビン(運転室) 新規アイテムの設計開発や量産アイテムのフォローを担当しています。
キャビンの構成部品は本体・外装部品・内装部品・電装部品・機構部品などアイテム数が多いので数名のチーム編成で役割分担しながら仕事を進めます。デザイン・仕様・目標コストを実現するためには社内の各部門と検討・調整を重ねながら効率的に量産が可能な構造を構築しなければなりません。法規・規格・信頼性・耐久性・品質を満足し、さらに粉塵の侵入を防ぎたいとか、視界を広くなど、要望はさまざまです。しかし、作り難い仕様のまま量産すれば、生産効率の低下や品質を損なう恐れがあります。目標コストや目標品質といった条件をクリアした上で、お客様に満足していただける製品を設計するのが、私たち設計担当の腕の見せ所といえるでしょう。お客様に提案するキャビンの中に、自分のアイデアや工夫を盛り込んで、採用されて製品になった時に感じる喜びと達成感が、この仕事のやりがいです。

生産工程の上流に位置する責任と緊張感

建機のキャビンは尾道工場で生産しているため、配属から4年間を尾道で過ごしました。その後、2016年にフレーム・アクスルを担当する設計部に異動し大型トラックのフレーム設計を半年間手がけた後、藤沢工場に建機事業部が新設されたのを機に設計一課に異動して、再びキャビンの設計担当になりました。
自動車やバイクが大好きだったことからプレス工業を志望した私は、入社するまで建機事業があることを知りませんでした。確かに主力製品であるフレームやアクスルに比べると、あまり目立たない製品かもしれません。でも、実際に設計に携わってみると、建機キャビンの構成部品はアイテム数が多いため、他の製品とは異なる楽しさがあります。設計は生産工程の上流に位置するため、自分のミスやスケジュールの遅延でお客様や後工程の製造に迷惑をかけないように、緊張感と責任をもって日々の業務に取り組んでいます。

チームリーダーとしてのスキルを学びたい

キャビンを設計する際に心がけているのは、建機のエンドユーザーである運転者の目線を忘れないことです。アームの先に装着されているアタッチメント(作業具)がよく見えるようにするなど、視界性・操作性を高めるために、使いやすい配置やデザインを意識しています。
建機のキャビンを構成する部品の数はとても多いため、今まで私が設計を担当してきたのはその一部に過ぎません。もっと経験を積んで、キャビン設計のチームリーダーとして全体を統括する立場から、お客様の要望に応えて、最適な製品の設計を実現することが将来の目標です。そのためには、設計の知識や技術だけではなく、チームのメンバーを目標に向けてリードしていく力を身に付けなければなりません。リーダーシップに長けた上司や先輩のスキルを学び取って、30代のうちに目標を達成したいと考えています。

休日の過ごし方

週末の定番は3歳の娘と公園へ行って遊ぶことです。沖縄が好きなので、年に数回家族で旅行します。GWや年末年始にまとまった休みがありますし、有給も取りやすいのでワークライフバランスはとてもいいですね。もう少し子どもが大きくなったら、海外にも行きたいと考えています。

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